中城湾や勝連半島を一望できる尚思招の居城。国道331号沿いにある佐敷小学校裏の丘陵の上に築城されていたグスクで、琉球三山統一を果たした尚巴志(しょうはし)とその父である尚思招(しょうししょう)の居城。大里城を攻め落としたのち、この佐敷グスクより居を移しました。グスク跡からは中城湾や勝連半島を一望できる高台にあり、久高島も望むことが出来る。調査によりグスクの斜面の崩落を防ぐための土留めの役割を果たす「石列」の存在は確認されてますが、沖縄のグスクに見られるような石積みの城壁は発見されていません。現在この地には、尚巴志500年祭を機に、佐銘川大主・尚思招・尚巴志・尚忠・尚思達・尚金福・尚泰久・尚徳の8体を合祀した「つきしろの宮」が建立されている。2004年、南城市指定の史跡となりました。