唐から贈られた観音像を安置した島民の信仰の場
十七・十八世紀の頃、遭難した唐の船が奥武島に漂着。これを島民たちが救助をし、手厚く介抱しました。そのお礼として唐から琉球王朝を介して、奥武島の人々に黄金の観音像が贈られました。これを安置したのが奥武島の観音堂。以降、代々島民の深い信仰を集めていますが、戦争で建物も観音像も失われてしまったため、戦後再建され現在は陶製の観音像が大切に安置されている。